2024-10-22
不動産売却で仲介を依頼する不動産会社は、大手と地元の会社に大別することができ、異なった特徴を備えています。
はじめて不動産売却する場合など、それぞれの良さや特徴を知らずに依頼すると、自分の要望や物件にマッチしない可能性が注意点です。
そこで今回は、不動産売却のために知っておきたい、大手と地元の不動産会社の特徴や迷ったときの選び方を解説します。
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目次
大切なマイホームを不動産売却する際、プロである不動産会社に仲介を依頼されるケースが、一般的です。
仲介に対応する不動産会社は、大手と地元の会社がありますが、まずは大手の特徴からご紹介します。
大手の不動産会社では、不動産売却の仲介業務に対応する以外に、分社化によって不動産関連の事業を広く運営しているケースがあります。
たとえば、不動産売買だけに特化するのではなく、リフォームやハウスクリーニング、賃貸の仲介など、事業領域を分散させているといった形です。
大手の不動産会社の大きな特徴として、認知度の高さが挙げられます。
不動産購入を考えているターゲット層にも、知られている可能性が高いため、大手不動産会社の店舗を訪れた方にもアプローチしやすいです。
しかし、複数の店舗展開や認知度を誇る大手の場合も、不動産売却をしたい物件がある地元に営業店舗があるとは限りません。
不動産売却したい物件がある現地と、営業店舗が離れてしまう可能性もあります。
その際にポイントとなるのは、物件がある地元エリアに対する深い知識やニーズの把握ができているかで、依頼をするうえで重要な判断材料です。
大手の不動産会社は、多店舗展開で運営されているケースが多く、集客の対象範囲も全国です。
そのため、顧客数も多い傾向にあることは、不動産売却を考えるうえでの大手の強みといえます。
複数店舗を運営している大手の場合は、社内用のマニュアルや研修などが整備されており、社員の教育が充実していることも少なくありません。
安定した水準の対応を受けやすいことも、規模の大きさからくる利点です。
大手の特性は、対象エリアにフォーカスした販売力が必要になるケースより、人気のある立地の物件を不動産売却したい場合に適しているといえるでしょう。
大手の不動産会社では、規模に応じて、広告宣伝の予算が確保されている傾向にあります。
不動産売却における広告宣伝は、チラシやWEBでの情報掲載をはじめ、ケースによってはテレビCMやラジオ、雑誌などのメディアでも展開されます。
そのため、広く情報公開して不動産売却をおこないたい場合に、広告宣伝の規模が利点となることがあるでしょう。
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大切な資産を不動産売却するときには、物件に合った販売戦略を計画でき、柔軟な対応力がある不動産会社に依頼することが、安心して進められるポイントになってきます。
ここでは、全国を対象とする大手とは異なる、地域に精通した地元不動産会社の特徴をご紹介します。
地元に密着して営業する不動産会社は、エリアに特化した活動を通じて地域の特性や情報に精通しているため、その知識やノウハウが不動産売却においても強みとなります。
たとえば、地元で重宝されている買い物スポットや、地域の学校や学習塾の評判や実績、ローカルでの催しの情報などです。
これらは、不動産購入する方が検討時に重視する情報であるため、不動産売却をするうえでも把握しておくことが武器になります。
実際に、地元の不動産会社には、エリアを絞って物件を探している購入層などが訪れる傾向にあります。
顧客についても、地元の中小企業とのつながりなどから、独自の人脈や信頼関係を形成している会社も少なくありません。
広域のネットワークを誇る大手とは異なった、地域に深く入り込むネットワークを持っているのです。
また、得意エリアを持ち、全国に展開はしていない地元不動産会社も、不動産流通標準情報システムであるレインズの閲覧が可能です。
レインズは不動産会社専用のシステムで、全国の不動産情報を得ることができるため、不動産売却で重要となる情報収集の面では両者に大差はないでしょう。
マニュアルなどがあり、一定の水準で対応してくれることが、大手の特徴です。
一方、地元の不動産会社では、マニュアルに縛られることがなく、柔軟な対応をしてもらいやすいことが魅力です。
物件や要望に対して柔軟な対応力があることが、相談のしやすさや信頼感につながり、不動産売却を進めやすいでしょう。
地元不動産会社では、案件数が比較的少ない場合あり、担当者とのコミュニケーションを密にとりやすいことも特徴です。
コミュニケーションがスムーズにとれると、不動産売却についての相談や質問も気兼ねなく持ち掛けられるでしょう。
立地の良くない物件や築古の場合でも、相談がしやすいでしょう。
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仲介を依頼するときに、大手と地元の不動産会社で迷うこともあるでしょう。
判断に迷ったときに役立つ選び方についても解説します。
不動産売却時に不動産会社の選択に迷ったとき、大切なことは規模で決めないことです。
売主の方にとって、選択する不動産会社の良し悪しは、その会社の規模ではなく、その会社の実績や得意とする領域といえるでしょう。
たとえば、不動産売却を考えている物件が一戸建て住宅であれば、一戸建て住宅の実績を誇る会社を選択することが賢明です。
迷ったときには、取引の多い物件が、一戸建て住宅かマンションか、土地なのかといった種類と実績に着目するのがおすすめです。
また、大手と地元の不動産会社で迷ったとき、注力する事業領域も確認しておくと良いでしょう。
不動産会社によって、賃貸仲介や不動産管理事業も展開しているケースがありますが、不動産売却であれば売買仲介に注力しているところを選択することが大切です。
とくに、売却を考えている不動産があるエリアでの売買実績が多い会社を選ぶのが良いでしょう。
不動産の査定は重要なステップで、査定額がそのまま売却代金にはならないものの、売り出し価格を設定する際の目安となります。
明確な査定の根拠があるかは、安心して依頼できる会社なのかの判断基準のひとつになります。
大切な資産であるマイホームを売却する際には、会社の規模よりも信頼感が大切です。
査定結果が届いたら、査定額だけでなく、根拠となるコメントにも着目しましょう。
コミュニケーションの取りやすさも、大手と地元の不動産会社で迷ったときの判断材料に挙げられます。
不動産売却の期間は、一般的に3か月から6か月ほどかかることが多いです。
短くない期間ですから、売主の方にとっての誠実なパートナーとなり、不安や質問があるときにも、柔軟に適切なサポートをしてくれる会社を選択することが必要です。
そのためには、円滑で密なコミュニケーションがとりやすい会社を選択しましょう。
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大手の不動産会社は、広告宣伝力があるため、人気エリアの不動産売却に強いです。
地元の不動産会社は、地域に深く根ざした人脈やノウハウがあるため、得意とするエリアであれば、条件の難しい物件であっても相談がしやすいでしょう。
それぞれに良さがありますが、迷ったときには、規模ではなく、コミュニケーションの取りやすさや物件のあるエリアでの実績に注目することが大切です。