空き家で気を付けたいネズミの侵入!代表的な被害や侵入を防ぐ対策を解説

2024-10-29

空き家で気を付けたいネズミの侵入!代表的な被害や侵入を防ぐ対策を解説

空き家を所有している際、建物の劣化などのほかに気を付けたいのが、害虫や害獣の発生です。
ネズミが発生した場合には、柱に傷がつく可能性や、漏電や衛生面での不安も生じてくるでしょう。
そこで今回は、空き家でのネズミによる被害と、侵入させないための対策や駆除方法について解説します。

\お気軽にご相談ください!/

ネズミの発生時に注意!空き家で気を付けたい被害を解説

ネズミの発生時に注意!空き家で気を付けたい被害を解説

居住や使用をしてない空き家にネズミが発生した場合、どのような被害が生じることがあるのでしょうか。
まずは、空き家を所有する際に気を付けたい、ネズミが生じた場合に考えられる被害について解説します。

柱などをかじられる可能性

空き家に発生した場合に気を付けたい被害のひとつが、柱などをかじられ、傷がついてしまうことです。
ネズミは、一生を通じて歯が伸び、伸びるスピードも速いといわれています。
歯が伸びすぎないように調整するため、物をかじる生態があります。
遠方にある空き家や、活用予定がない空き家を放置していると、家の柱がかじられているケースがあるのです。
ただし、ネズミが柱をかじっていたとしても、著しい欠損になっていることは少ないでしょう。
しかし、傷がついていることにより、見栄えが悪くなったり、資産価値が落ちる可能性もあります。

漏電や火災のリスク

日常的に使っていない空き家でも、訪れたときなどに備えて、通電しているままのケースも見られます。
そのような場合に、電気回線がかじられる被害には、気を付けなくてはなりません。
なぜなら、物をかじる習性があるネズミが配線をかじり、中身が出てしまった状態のままになっていると、漏電や火災のリスクも考えられるからです。
そして、頻繁に訪れることが難しい空き家の場合、頻繁に掃除ができるわけではありません。
それにより、人が居住している住まいに比べると、ホコリやゴミがたまりやすい傾向にあります。
そういった場合には、電気回線がショートして火花が生じてしまうと、たまったホコリやゴミに引火してしまうかもしれません。

衛生面における不安

ネズミは病原菌を保有している場合があり、空き家の衛生面を維持するうえで、不安材料となります。
たとえば、パラチフスやサルモネラ菌は、腹痛や下痢といった症状を起こしますが、保有している可能性がある菌の代表的なものです。
かまれてしまったときに気を付けたいのは、傷口の化膿や発熱を生じる恐れがある、鼠咬症スピリルムです。
このような、病原菌によるリスクは避けたいところでしょう。
糞が落ちているといった被害や衛生面の不安を防ぐには、空き家に侵入させないことが大切です。

▼この記事も読まれています
【要注意】不動産売却でトラブルになりがちな「残置物」とは?売却方法もご紹介

\お気軽にご相談ください!/

空き家に侵入させない!ネズミを防ぐ3つの対策をご紹介

空き家に侵入させない!ネズミを防ぐ3つの対策をご紹介

所有している空き家で、ネズミの被害を出さないためには、侵入を防ぐ手立てや対策を知っておくことが有用です。
ここでは、空き家にネズミを侵入させないための3つの対策について、ご紹介します。

侵入口の対策

小さな穴がある場所など、ネズミは、侵入口となるところから、空き家のなかに入ってくることがあります。
そのため、侵入口になりそうな場所をふさぐだけでも、効果的な対策になり得るのです。
侵入口になりやすい場所としては、キッチンや浴室、洗濯機パンといった場所の排水口、換気扇の隙間やエアコンの配管部などです。
とくに気を付けたいのは排水口で、浴室やキッチン、洗濯機パンの排水口は分岐しているものの、元はひとつにつながっているケースも珍しくありません。
人が暮らしている家であれば、日常的に使用することにより、排水トラップに水が溜まっているため、ネズミなどが侵入できない構造になっています。
しかし、空き家の場合は、長時間が経過して溜まった水が蒸発すると侵入できてしまうため、すべての排水口をふさぐことが侵入防止対策となります。
また、侵入口になりそうな場所が大きい場合には、防鼠たわしや防虫金網などの使用が有効です。
一方で、小さい侵入口の場合には、パテで隙間をふさぐ方法もあります。

物陰をつくらないように片付ける

居住や活用の予定がない空き家には、家財道具を置いたまま保管しているケースも少なくありません。
しかし、物置のように荷物を多く置いたままにしていると、湿気がたまりやすくなり、ネズミが隠れる物陰もできやすくなることに注意が必要です。
ネズミは暗いところを好む傾向にあるため、そういった場所に住み着くかもしれません。
そうならないために、空き家の片付けや整理整頓をすることで、ネズミの侵入を防ぐだけでなく、害虫の発生を防止することにも有用です。

忌避剤

ネズミを侵入させない対策として、忌避剤を散布するのもひとつの方法です。
ただし、忌避剤の効果は、長期間にわたっては持続しません。
一定間隔で、ネズミ用の忌避剤を使用すると、侵入されにくくなるでしょう。
使用しているうちに、耐性がつくこともあるので、こまめな散布のほかに、効き目が薄れた場合には忌避剤を別の種類に変えることがおすすめです。

▼この記事も読まれています
【要注意】離婚による不動産売却の注意点とは?オーバーローンや媒介契約を解説

\お気軽にご相談ください!/

空き家で取り組める!ネズミの駆除方法をご紹介

空き家で取り組める!ネズミの駆除方法をご紹介

侵入対策をする前に、空き家にネズミが発生した場合などは、駆除方法を検討しなくてなりません。
空き家でおこなえるネズミの駆除方法は、大別すると、自分でおこなう方法とプロに依頼する方法があります。

殺鼠剤

自分でおこなう駆除の仕方のひとつが、殺鼠剤による方法です。
殺鼠剤の種類には、駆除効果のあるもののほか、餌に混ぜることで、持ち帰った先でほかのネズミも駆除するものがあります。
ドラッグストアやホームセンターなどで入手が可能で、空き家のなかで、発見した場所などに設置します。
なかには、使用可能な期限が設定されている場合もあるため、購入時に期限がついているかを確認するようにしましょう。
注意点として、使用後には死骸を探す必要があり、見つけた死骸は適切な処分おこなわなくてはなりません。
処分する際には手袋を使用し、新聞紙や袋を用いて密封し、自治体が定める分別ルールにそっておこないましょう。

トラップ

トラップも、自分で用意してできる駆除方法になります。
ネズミ用のトラップには、かご型やバネ式のほか、粘着シートタイプがあります。
粘着シートタイプは、粘着のりが付いた専用厚紙で、捕獲するというものです。
バネ式のトラップは、餌を設置したあと、通り道になりそうなところに設置しておきます。
トラップで捕獲されたネズミについては、自分で処理が必要です。
餌を設置して、ネズミがそれを食べると蓋が閉まる構造が、かご型になります。
生きたままで捕獲できることがバネ式とは異なる点ですが、かご型も捕獲後の処置はおこないます。

業者に依頼する

自分でおこなう駆除が難しい場合など、知識やノウハウを備えた専門の業者に依頼することも可能です。
プロに依頼する場合には、費用がかかります。
たとえば、2階建ての空き家で、30坪から35坪ほどの広さであった場合、相場は4万円から5万円が目安です。
空き家から根本的に駆除したいときには、1か月ごとに業者に依頼し、5回ほど必要になるケースもあります。
そのような場合には、合計して20万円から25万円ほど見ておくことが必要です。

▼この記事も読まれています
不動産相続でよくあるトラブルとは?解決策とともに解説

まとめ

空き家にネズミが発生したときの代表的な被害として、柱をかじられる可能性などが挙げられますが、資産価値への影響などを考えると、侵入を防ぐことが大切といえます。
侵入を防ぐ対策としては、空き家の侵入口となりそうな場所を大きさにあわせて、防鼠たわしやパテなどで防ぐことも有効です。
自分で駆除するのが難しいと感じる場合には、専門業者に依頼する方法を検討してみると良いでしょう。


ブログ一覧ページへもどる

まずはご相談ください!

0120-500-390

営業時間
9:30~18:30
定休日
火・水曜日

売却査定

お問い合わせ