老後に家を売ってはいけない?住み替えに取り組むメリットも解説

2024-12-10

老後に家を売ってはいけない?住み替えに取り組むメリットも解説

マイホームの売却を検討しているものの、老後に家を売ってはいけないといわれることもあり、お悩みではありませんか?
売却してはいけないとされる理由がある一方で、住み替えができるメリットがあると知ると、メリットデメリットの両面から適切な判断ができます。
そこで今回は、老後に家を売ってはいけないといわれる理由や、家を売却するメリットなどについて解説します。

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老後に家を売ってはいけないといわれる3つの理由を解説

老後に家を売ってはいけないといわれる3つの理由を解説

持ち家を売却することによって、老後のセカンドライフを充実させたいと考えるケースは少なくありません。
しかし、老後に家を売ってはいけないといわれることもあるため、その理由を押さえておくことは、売却を検討するうえでも大切です。

理由①環境の変化による負担

老後に家を売ってはいけないといわれる理由として、生活環境の変化が影響し、心身の負担になる可能性があることが挙げられます。
新しい住まいでの暮らしに、スムーズに馴染める場合には、問題はないでしょう。
気力や体力が減衰している状態のときには、環境の変化や新生活がストレスになってしまう場合もあります。
長く暮らしていた地域から引っ越し、近所付き合いも一新されると、好意的なご近所でもいちから関係を築くことになります。
老後に家を売るときには、生活の変化を考慮して検討することが大切です。

理由②賃貸では毎月の家賃が必要

高齢の方の場合、賃貸物件に入居が難しいとされることがあります。
しかし、近年ではシニア向けの賃貸物件なども増え、入居がしやすいケースも少なくありません。
老後に家を売って、賃貸物件で暮らすことも選択肢のひとつですが、その場合は、毎月の家賃が必要になります。
年金が主な収入となっている場合には、家賃の支払いが毎月生じることにより、家計を圧迫する可能性も考えられます。
旧居となる持ち家が、ローンを完済している場合には、固定資産税は毎年生じるものの、毎月の家賃は不要です。
賃貸物件では、入居している限り、継続して月々の住居費を支払うため、家を売ってはいけないといわれる理由になっています。
転居先に賃貸物件を検討している場合は、資金計画もしっかり立てておくことがポイントです。

理由③不動産相続する家がなくなる

老後に家を売却すると、親から子へ相続する家がなくなることになります。
不動産はプラスの財産であるため、売却によって資産が減った状態になるほか、子が実家で暮らすことを想定していた場合には、継承させることができません。
老後に家を売却するときには、トラブルを避けるためにも、パートナーや子と相談しながら検討すると良いでしょう。

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老後に家を売るメリット!今の自分に合う住み替えの魅力を解説

老後に家を売るメリット!今の自分に合う住み替えの魅力を解説

老後に家を売ることの大きなメリットとして、暮らしやすい家に住み替えることで、セカンドライフを快適に過ごせることにつながるといえます。
老後は家を売ってはいけないといわれることがありますが、メリットとデメリットの両面を押さえて、自分にあった選択をすることが重要です。

バリアフリーの住まいへの住み替え

老後に適した住まいとして、バリアフリーの家が挙げられます。
階段の昇り降りや室内の段差、寒い時期の浴室のヒートショックなど、対策がとられていない家での暮らしを続けることはシニアの負担になる場合もあります。
老後に家を売却してまとまった資金が得られると、安全性に優れたバリアフリーの新居に移りやすいことは、大きなメリットです。
シニアになり、以前とはライフスタイルや家族構成が変化していることも、少なくありません。
広さについても、子どもの独立後であれば、むしろコンパクトなほうが掃除や光熱費の負担が減り、快適に暮らしやすいケースもあります。
家を売ってはいけないといわれる理由がある一方で、このような現在のライフスタイルにあった住み替えができるメリットは、老後に家を売却する大きな魅力といえるでしょう。

安全性の高い新居に移れる

老後の住まいは、セキュリティに優れていることも、重視したいポイントになってきます。
オートロックが設置された住まいは、防犯面で安心につながる設備です。
設備だけでなく、住宅の種類についても、売却による住み替えで選択肢が広がるでしょう。
老人ホームや、サービス付きの高齢者向け住宅やシニア向けマンションなども、転居先の候補となるかもしれません。
シニア向けの住宅は、同年代の方が多く居住している環境です。
元気なうちは、自立した自由な暮らしを満喫し、将来で生活や介護のサポートも受けるといったプランをもつこともできるでしょう。
先々の暮らしの安心につながる住み替えが検討できれば、必ずしも老後に家を売ってはいけないとはいえず、自分にあったセカンドライフのための売却となり得ます。

老後の生活資金

老後に必要な生活資金を確保したい方、まとまった資金を得たい方などは、家を売ってはいけないといわれる理由よりも、売却のほうが適した選択となる可能性があるでしょう。
マイホームを売却する際は、売却代金に注目することも多いかと思いますが、仲介手数料などの費用もかかることなども想定しておくことが大事です。
コスト面では、売却することによって、毎年支払っている固定資産税や都市計画税などの負担も減ります。
家の住み替えは、総合的な視野で検討することが、ポイントです。

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老後の資金確保が可能!家に住み続けられる方法を解説

老後の資金確保が可能!家に住み続けれる方法を解説

愛着のある家に住みながら、住み替えをせずに、老後の資金を確保したいと考えるケースも見られます。
最後に、シニアが家を売る場合に、老後の資金をどうするかについて解説します。

愛着のある家に住みながら資金を確保する方法

老後に住み慣れた家を売ってはいけないと考えるものの、資金を確保したい場合には、一般的な売却とは異なる方法も選択肢です。
シニアが住み替えをせずに、老後の家を売る方法として、リースバックやリバースモーゲージが有用です。
これらの選択肢により、愛着のある家を売ってはいけない場合に、今の家に住みながら資金の確保ができます。
リースバックとは
リースバックは、不動産会社にマイホームを買取してもらい、その後に、賃貸物件として不動産会社からその家を借りる仕組みです。
住み替えをおこなうことに不安やリスクがあるなどに、リースバックは有用です。
リースバックのデメリットは、家賃の買取価格が相場よりも安くなる傾向にあることですが、これは賃料の滞納のリスクなどが考慮されています。
また、リースバックをおこなう場合には、賃貸物件として利用できる期間が設定された、定期借家契約になっていることが一般的です。
決まった期間が過ぎたら、引っ越しが必要になることも、把握しておかなければなりません。
しかし、リースバックでは売却によってまとまった資金が入手でき、家財道具もそのまま、期間内は住み続けられることが魅力です。
住み替えのリスクが高く、家を売ってはいけない場合に、検討したい方法です。
リバースモーゲージとは
リースバックとイメージの似たリバースモーゲージですが、こちらは持ち家を担保にして利用するシニア向けのローンになります。
リバースモーゲージを選択した場合は、月々に支払うのは、家賃ではなく、利息のみです。
利息を払うことによって、愛着ある住まいに住み続けることが可能です。
ただし、借入金の使い道は限定されており、元本の返済については、債務者が亡くなったあとに売却した利益が充てられます。
契約内容によっては、生前のうちに元本の支払いをするケースもあるため、確認することが重要です。

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まとめ

老後に家を売ってはいけないといわれる理由には、生活環境の変化などが挙げられます。
しかし、売却で住み替えをすれば、バリアフリーの住まいなど、今の自分のライフスタイルに適した暮らしやすい住まいで過ごすことも可能でしょう。
愛着のある家で住み続けるならリースバックなどの仕組みもありますが、老後の選択はメリット・デメリットの両面から検討することが大切です。


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