2025-01-06
不動産の売却をご検討するなかで、「ホームステージング」という言葉をインターネットや雑誌で見たことがあるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ホームステージングは、アメリカやヨーロッパではすでに主流になっている売却方法ですが、日本でも導入を検討する方が増えており、近年その注目度は高まっています。
今回は、ホームステージングとは何か、ホームステージングをおこなうメリットや効果、費用についてご紹介します。
大阪市内で不動産の売却を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
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ホームステージングとは、売却する不動産の壁紙やフローリングなどの内装やインテリアのコーディネートをおこない、物件を魅力的にして売却する方法です。
ホームステージングは、「中古住宅をより早く、高い値段で売ること」を目的に、1970年代頃からアメリカを中心に広まっていきました。
中古住宅の売買が盛んなアメリカやヨーロッパでは、ホームステージングが当たり前におこなわれています。
ホームステージングをおこなったうえで売却すると、おこなわない住宅に比べて希望価格より6%以上高く売れる、という調査結果も出ています。
ホームステージングは、近年、日本国内においても注目度が高まっています。
その理由の1つが、インターネットの普及です。
インターネットの普及によって、誰もがさまざまな物件を見ることができるようになり、掲載されている写真の第一印象が内覧依頼につながるケースが増加しています。
また、中古住宅の取引件数が年々増えるなかで、競合するほかの物件との差別化もスムーズな売却をおこなうための重要な要素です。
このような不動産売却を取り巻く環境のなかで、室内の写真映りが良くなり買主に対して好印象を与えることができる、ホームステージングは他の物件との差別化を図ることができます。
そのため、中古住宅を売却する方法として有効だと言えるでしょう。
ホームステージングは、室内に何もない状態のときしか利用できないわけでなく、ご自身が住みながらでも利用することが可能です。
居住中の場合には、ホームステージャーと呼ばれる専門家の指導のもと、家具や家電を片付けたり配置を変えたりすることで、室内のコーディネートをおこないます。
また、荷物を一時的に預かってもらえるサービスや、足りない家具や家電をレンタルできるサービスもありますので、ご自身も納得する魅力的な空間を創り上げることができるでしょう。
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物件の魅力度を上げるホームステージングですが、どのようなメリットや効果があるのでしょうか。
不動産を売却する際にホームステージングをおこなうメリットは、以下の4つです。
ホームステージングをおこなえば、魅力のある室内写真を撮影することができます。
先ほどご紹介したとおり、不動産の購入を検討する多くの方はインターネットを利用して物件を探しており、価格や築年数だけでなく室内写真の雰囲気が良いかどうかも大きな判断材料となります。
そのため、写真の映りが悪ければ買主が検討する候補にすら入らず、内覧にまで至らない恐れもあります。
ホームステージングをおこない、見栄えの良い写真を掲載することができれば、競合する物件との差別化を図ることができ、買主の興味を引きつけやすくなるでしょう。
内覧は購入するかどうかに大きな影響を与えるため、いかに「ここに住みたい」と買主に思わせることができるかが重要です。
ホームステージングは、物件の雰囲気に合った内装やインテリアのコーディネートをおこなうことができますので、内覧時の印象を良くすることができるでしょう。
ただし、あまりにも派手な装飾は逆効果になることも考えられますので、不動産会社やホームステージャーなどと相談しながら、どのような雰囲気を作るかを決めていくと良いでしょう。
室内に家具や家電が揃っていると、内覧に来た買主は実際の暮らしがイメージしやすくなります。
購入した後の暮らしがイメージできるかどうかは、購入を決める判断スピードに影響を与えますので、ホームステージングをおこなった物件は、売却期間を短くできる可能性が高くなるでしょう。
2016年から2017年にかけておこなわれた「第1回ホームステージング実態調査」では、ホームステージングをしなければ売却までに124日かかったのに対して、ホームステージングをすると平均40日で売却できたという調査結果が出ています。
ホームステージングは買主の意思決定を後押しすることができますので、早く売却を終わらせたいという方にとっては十分メリットがあるでしょう。
ホームステージングをおこない物件の魅力をアピールできれば、強気な売却価格を設定することが可能になります。
ホームステージングは中古物件をより高い値段で売ることを目的に欧米を中心に広まった制度ですので、いわば物件の魅力を高めるための投資です。
ホームステージングをせずに相場より高い価格設定にしたとしても、買主の興味を引きつけることができず、売却期間が長期化してしまうでしょう。
また、早く売却を完了することができれば、その分の時間も削減できるため、金銭面だけでないメリットを享受することもできます。
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最後に、ホームステージングをおこなう際の費用についてご紹介します。
費用はケースによって変動しますので、それぞれの相場を確認していきましょう。
ご自身が住んでいる物件のホームステージングをおこなう場合、ホームステージャーのアドバイスを受けながら、家具や家電の配置を変更したり、片付けたりすることが基本となります。
アドバイスを受けながら、ご自身で室内をコーディネートしていけば、5万円程度の費用でホームステージングをおこなうことができます。
ただし、雰囲気作りのために家具や家電を新調したり、観葉植物や雑貨を買い揃えたりすると、その分費用も増大していくでしょう。
室内に何もない状態であれば、家具や家電を一から揃えなければいけません。
家具や家電はレンタルすることも可能で、レンタル費用の相場は3か月で15万円から30万円程度です。
また、何もない状態のお部屋であれば、室内写真に家具や家電をCGで合成させた「バーチャルホームステージング」を利用することもできます。
費用も5万円から15万円程度と比較的安価でおこなうことができますので、「ホームステージングにあまりお金をかけられない」という方は、こちらを検討してみても良いでしょう。
ホームステージングは、物件のイメージアップを図るサービスですので、ご自身でおこなうことももちろん可能です。
情報収集をおこない、DIYでホームステージングをおこなえば、費用を大幅に抑えることができるでしょう。
ただし、ホームステージングで気を付けるべきことは、「ご自身が住みたい住まい」を作るのではなく、「買主の興味を引きつけることができる空間」を作り上げるということです。
この点を考慮しながらご自身の力だけでホームステージングをおこなうには限界がありますので、不動産会社やホームステージャーと相談しながらおこなっていくほうが無難でしょう。
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近年、日本でも注目されているホワイトマルベリーホームは、物件の魅力が上がる、売却期間を短くできる、相場よりも高い値段で売却できるなどメリットの多い売却方法です。
中古住宅の流通は今後も増え続けていくことが予想されますので、ホームステージングの重要性はますます高まっていくでしょう。
「ホームステージングについてもう少し詳しく知りたい」「あまりお金をかけずにホームステージングをおこないたい」という方は、不動産会社と相談すると良いでしょう。
「ホワイトマルベリーホーム」では、大阪市内の不動産売却・不動産買取に関するご相談を承っております。
お困りごとなどがございましたら、お気軽にご相談ください。
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